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セラフィック・ブリーズの世界

セラフィック・ブリーズの舞台となっている世界は、地球とは違う世界です。
自然環境的には地球とほぼ同じ設定ですが、
一般的な概念や常識において地球とはまったく違う場合があり、
それは、物語上ではあまり説明されておりません。
物語をより楽しむために、こちらを読んでいただけると光栄です。

王国の歴史
物語の舞台になっている世界は、たった一つの王国によって統治されています。
しかし、その昔はこの国も、世界にたくさんある国の一つでした。
当時から世界に類を見ない技術力の高さを誇り、それを盾に中立を保っていました。
他国が覇権を争い、力をなくしていく中、唯一争いのないこの国に人々が集まり始め、
いつしか、いわばタナボタ的に世界を統一することになりました。

王制
この国の王制は、世襲制ではなく指名制となっています。
国王選出委員会という国政とは独立した組織が存在し、
この委員会が人格・能力を元に、一般市民の中から選出・指名します。
委員会のメンバーは500名弱。
人数を多くすることによって、公平・適正な選出ができるようになってはいますが、
委員の選出にはより慎重に、選挙と試験を経ることになっています。
委員の仕事は必要経費以外無償で、とてもハードですが、志望倍率は300倍を超えます。

魔法1
魔法は一般的なもので、初等学校から授業科目に組み込まれています。
言葉を話すように、習わずともある程度は使うことができますが、
より高度な魔法は学校で習うことになります。
このように、基本的には誰でも使えるものですから、生活の中でごく普通に利用されます。
たとえば、料理の時には、かまどに火をつけたり、
暑い日には風を起こして涼をとったりします。
魔法といっても、何でもできるわけではなく、
人間の能力をはるかに超えるようなことはできません。
つまり、石ころを魔法で空中に浮かすことはできますが、
1トンもある岩を浮かすことは到底できません。
または、バケツ一杯程度の水を出す事はできますが、
湖のように水をためるということはできません。
魔力の持続性についても同じ事が言えます。
人をおんぶして運ぶ場合、10キロも20キロも歩きつづけるのはとても困難なように、
その場で空中に浮いたり、幅10メートル程度の川を飛び越えるなどはできますが、
自由に空を飛んでどこへでも行けるというわけではありません。

魔法2
魔法の正体は、実はとても科学的な現象です。
たとえば、火を出す魔法は、空気中の燃える気体(酸素など)を魔力で集め、
人の体に内在する静電気を利用し発火させます。
水を出す魔法は、空気中の水分を集めることとによって実現されますし、
物を浮かす魔法は、地磁気や空気圧、もしくは電気的な力によって出現します。
科学的でない部分は唯一「魔力」の存在だけとなります。

飛空艇
飛空艇は、魔法と科学を融合した最新技術です。
飛空艇に人を乗せて魔法だけで浮かべるのはまず不可能です。
そこで、科学技術であるプロペラによって浮かばせる方法が開発されました。
そのプロペラを回す動力を魔法で補うという仕組みです。
効率よく魔力を動力に換える技術はとても高度なため、民間には普及していません。
王立大学付属の工場で研究開発されています。
ですので、すべての飛空艇は国の持ち物となります。

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