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桃太郎? むか〜し、昔。ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました。 そりゃいくら昔は寿命が短いからと言って、おじいさんやおばあさんがいないわけはないですが。 いないわけがないどころか、日本中には大勢いたでしょう。 桃太郎は現在の岡山生れだそうですが、岡山にだって老夫婦はたくさんいたでしょう。 そんな大勢の老夫婦の中からたった1組の夫婦が抽選で選ばれました。 おめでとう。o(^0^o)o(^-^)o(o^0^)o そのおじいさんとおばあさんには子供がいませんでしたが、見かけは仲良く暮らしてました。 実際どう思ってたんでしょうね? ある日いつものように、おじいさんは山へしばかれに、おばあさんは皮を洗濯に出かけました。 おばあさんが、ワニやヘビや牛やみかんやその他諸々の皮を川で洗濯していると、上流の方から大きな桃が流れてきました。 おばあさんはあまりにびっくりして、 その桃が下流の方に流されていくのを呆然と見ていました。 桃が見えなくなると、ふと我に帰って「もったいないことをした」と思い、追いかけてみることにしました。 幸い今日は川の流れが緩やかです。おばあさんでも追いつけるかもしれません。 しばらく追いかけてみた所、さっきの桃を発見しました。 しかし、おばあさんが洗濯していた所から少し下流の方には、大きな滝がありました。 桃は、もうすぐ滝に落ちる所でした。この滝は、滝壷に岩がごろごろしていて危険です。 おばあさんは、危ないので諦めて桃が落ちていく所を見ていました。残念。0(〜、〜) おばあさんが、桃が落ちた滝壷を眺めていると、そこから下流の方が赤く染まっていきます。 「桃の果汁にしてはやけに赤いな?」なんて不思議に思いましたが、 ずっとここにいてもしょうがないので、洗濯をしに戻ることにしました。 戻ってみると、ワニとかヘビとかの高級な皮が盗まれ、みかんとかの皮だけが残っていました。 でもみかんの皮を干すと、珍皮という漢方薬になって売れるので気にしませんでした。 それで、みかんの皮を洗っていると、また上流から大きな桃が流れてきました。 今度は逃がしません。老人とは思えない馬鹿力で桃を岸にあげました。 「こりゃ美味そうだ。すぐ持って帰ってじいさんが帰ってこないうちに食っちゃおう。きひひ。」 そう考えると、おばあさんは猛ダッシュで、桃を担いでうちに帰りました。 ほんとに老人か?こいつ。 さて、ようやくうちに着きました。おじいさんはまだ帰って来てません。 でも、さっそく桃を食べようとしたとき、洗濯物を川に忘れてきたことに気が付きました 馬鹿丸出しです。 しょうがないので、速攻取りに行くことにしました。 そんな時、道で数人の人とすれ違いましたが、みんな大きな桃を担いでいます。 「なんだ、そんなに何個も流れてたんだ。ちっ。」 そうして、洗濯物を取って家に帰ると、しばかれに行ってたおじいさんが帰っていました。 相変わらず血まみれです。でも今日はまだましなほうでした。 帰ってきちゃったので、見かけ上仲良くしているおばあさんは、しょうがなく二人で食べることにしました。 しかし、おじいさんはある提案をしました。 「これの種を植えれば、大きな実が毎年なる木が生えるんじゃないか?」 おじいさん、結構冴えてます。おばあさんもその考えには賛成しました。 二人とも、園芸が趣味だったので、育て方は知っていました。 でもなぜか、実ごと植えてしまいました。 栽培には成功して、数年後、予想通りの大きな実がなる木になりました。 ただ、気のせいか、気の根元からなんか腐ったような匂いがします。 でも大して気にしませんでした。 いい具合に熟れたのを収穫して、さっそく食べてみることにしました。 包丁では切れそうにないほど大きな桃だったので、かじりつくことにしました。 「ん〜大きい割にはしっかりした味だなぁ。」「まったりとしてそれでいて………。」 しばらく食べていると、実の中から「いいかげんにしろ」っていう声が聞こえてきました。 不思議に思った二人は、日本刀でぶった切ってみることにしました。 危機を感じた桃太郎(仮)は、桃を突き破って出てきました。 「もうおまえらの世話にはならん。鬼退治に行くから、とっとときび団子を作れ。」 おばあさんは、怖かったので、言うことを聞いてきび団子を作りました。 でも、さすがこのおばあさん。きび団子の一つにワサビをたっぷり入れておきました。 桃太郎(仮)は、それをぶん取って出発していきました。 残った二人は、この気味の悪い木を切り倒して燃やしてしまうことにしました。 当然実も一緒に。 燃やしてるとき、「あついよ〜」って叫び声が聞こえましたが、耳栓をして防ぎました。 さて、旅に出た桃太郎(仮)は先ず、表記が面倒なので、正式名称を桃太郎と決めました。 桃太郎が、犬、猿、雉を仲間にして鬼ヶ島を目指すというのは、直感で分かっていたので、 近所のペットショップで購入することにしました。 お金は、さっきのきび団子を売って手に入れました。残念おばあさん、ワサビ計画失敗。 それでも鬼ヶ島までの道のりは遠いです。船も必要です。 本当なら、猿が船を漕いでくれるのですが、この猿にそんなことはできそうもないので、 船頭も雇わなければなりません。 そこで桃太郎は、腕っ節の強さを利用して、 ストリートファイトを繰り返しながらお金を貯めました。 実際は、強奪、追いはぎ、強盗等もやっていたようです。 そんなこんなでお金も貯まり、ようやく鬼ヶ島です。ペットたちはいつのまにか逃げていました。 「ちょちょいのちょい(死語)と倒そうかな?」 なんて言ってるうちに、鬼がこっちに向かってきます。 「よっしゃ。先ず1匹。」なんて考えていると、 鬼は両手を挙げて「話を聞いてくれ。」と言ってきました。 「なんだ?命乞いは無用だぞ?」「いや、そうじゃない。…仲間にならないか?」 桃太郎の悪名は鬼たちにも知れ渡っていて、勧誘してきました。 「おいおい、俺は退治に来たんだぞ?そんな話に乗るか!」 を?初めて桃太郎らしい台詞じゃないか。 「今なら幹部として迎えるが、どうだ?考えてみないか?」 そこで桃太郎は、断るかと思いきや、あっさり仲間になってしまいました。 なんか桃太郎って名前を剥奪してやりたくなるな、こいつ。 桃太郎の頭脳と腕は、鬼よりも上手で、見る見る頭角をあらわしてきました。 数年後のある日、鬼の頭にまで上り詰めた桃太郎は、 「そろそろ計画を実行に移すか。」とつぶやきました。 いったいこれ以上何をする気でしょう?まさか、村でも襲うのか? 桃太郎は、話があると子分を集会場に集めました。 「少し準備が必要だからここで待っていろ。」と全員をそこに残し、 一人だけ部屋を出てしまいました。 そして、別の部屋に入った桃太郎は、集会場に準備しておいた爆破装置を起動させました。 鬼でもこれはたまらない。たちまち全滅してしまいました。 最初からこういう計画だったのか!侮りがたし桃太郎。 計画がすんだあと、別の部屋に保管しておいた宝を船に積み、都に帰ることにしました。 都に帰ると、桃太郎は「鬼を退治してきた。帝に会いたい。」と城に赴きました。 事実関係の調査のため、すぐに兵隊が鬼ヶ島に派遣されていきました。 戻ってきた兵隊長は、事実であることを帝に告げ、桃太郎は一躍ヒーローとなりました。 そのとき宝は没収されてしまいましたが、都に帰る途中に半分ほど隠しておいたので、 それを売り払って、一生豪遊して暮らしましたとさ。 おしまい がらくた置き場へ |